マスタリングは音源作りの最終段階

マスタリングは音源作りの最終段階

マスタリングは、オーディオを完成させるための最終ステップです。マスタリングの目的は、音のバランスをとり、すべてメディアフォーマットにて最適な状態で再生を可能にすることです。マスタリングは、ミキシングと作業が重なる印象がありますが、ミキシングは1曲のトラックのバランス取りをして響かせる作業で、マスタリングは基本的には何曲かまとまった音源の全体を最適化する仕上げの作業と言うことができるでしょう。
 
マスタリングという言葉は、マスターコピーという考えに端を発しています。すべての音源はマスターから複製されたものです。コピーは、レコード、CD、MD、カセットテープなどの記録メディアやiTunesなどのストリーミングサービスなどのフォーマットとして配布されます。
 
マスタリングでは、最終のミキシング時に起こった小さなミスを修復することが可能です。また、アルバムに収録される複数の曲に、ひとつの作品としてのまとまりを与えます。音源を完成させること。これがマスタリングです。

 

 マスタリングとミキシングの違い

先にも触れましたが、ミキシングとマスタリングは、同じテクニックやツールを共有しています。しばしば混乱しますが、作業が持つ意味はまったく異なります。ミキシングは、通常、マルチトラックレコーディングを指しますが、マスタリングはミックスダウンの最終的な仕上げです。
 ミキシングミキシングとは、マルチトラックに記録されたそれぞれのパートを、1つの曲としてまとめ上げる作業です。レコーディングが終わった段階では、それぞれのパートのレコーディングバランスやトーンはバラバラでまったく響きません。ミキシングでは、曲が適切に響くようにノイズの削除やトーン調整を行います。また、音の空間的な方向性を決定します。このミキシングプロセスでのしっかりした作業は、続くマスタリングプロセスでの仕事をかんたんにします。
 マスタリングマスタリングは、ミキシングでできあがってきた作品を磨き上げて、まとまりのある音源として仕上げることです。マスタリングにより、その音源はひとつの作品として存在することになります。


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