音圧という概念
2019年11月01日 13時00分
音圧。太くて力強いサウンド?実はこの「音圧」についても、この言葉を使う人間により受け取り方が違うと思われます。多くの人が「音量」「ラウドネス」や「パンチ」のことを音圧と表現しています。これらすべてが音圧と言えるかもしれませんが、音圧は「音が持つ図太さ」なのではないかという考えもあります。
たとえばDTM全盛の今、多くのプラグイン音源を誰でも使うことができます。こうした音源の音は、正直言って心の通った音ではありません。本物の楽器からダイレクトで発せられる音は、種類が違う、何か太い音が出てきます。プラグイン音源の音は、基準となる音自体がやせています。そのやせた音を圧の感じられる音にしようとしても、なかなかうまくいきません。
多くのエンジニアがコンプレッションにより、この音圧を表現しようとしています。人により言葉の概念が異なるため何とも言えません。ただ、日本の音楽シーンにおいてはコンプレッションで音圧を表現することは当たり前と捉えられています。
- イコライザーでブーストする
マスタリングは創造と共有を結びつける作業です。マスタリングが終わると、オーディオは完全に統一のとれた、プロフェッショナルでバランスがとれたサウンドになります。オンラインに共有する場合でも、CDをリリースする場合でも、優れたマスタリングにより、どこでも、どんなフォーマットでも満足のいく作品に仕上がります。
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